こんにちは。榎田工務店の広報担当Yです。今回は〝製品&工事に対しての補助率が高い〟お得な補助金「先進的窓リノベ2024事業」を活用できる「内窓」についてお話ししたいと思います。タイトルのとおり、私自身が昨年(2023年2月末)、自宅リビングに内窓(リクシル製品・インプラス)を付けましたので、この経験を交えながらお伝えしたいと思います。
そもそも「内窓」って何?
内窓こと二重窓は、既存の窓の内側に追加で設置する窓のことを指します。
現在ついている窓(これを外窓と呼びます)に加えて、居室側にさらにもう一つ窓を付ける(これが内窓)訳ですから、冷暖房効率の向上や防音、結露防止などの効果がみられるのは当然といえます。熱が逃げやすい窓の断熱性能を高めることで、室内の温度が一定に保てるようになり、エネルギー消費を抑える〝冷暖房の節電・節約効果が期待できる〟といわれています。
代表的な製品は、リクシルの「インプラス」と、YKK APの「プラマードU」です。最下部に両製品の公式HPを記しておきます。
【体験談】断熱効果・結露対策にバッチシでした。
私自身は会社のある神奈川県海老名市に住んでいるのではなく、秦野市(さらに山の麓)という場所に住んでいます。気温は海老名よりも2度くらい低く、毎年「結露」に悩まされていました。結露により自宅が痛んでいくことも悩みの一つでしたが、何よりも朝の忙しい時間に、窓の水を切って、拭いてという作業に時間をとられるのが苦痛でした。
ということで、先進的窓リノベ事業が公表された時に「コレだ」と思って、内窓を設置しました。
設置した結果
①断熱効果
寒い時期(2024年12~2月現在)、内窓を開けると外窓との間には冷気がこもっていたので、内窓設置は非常に効果があったと感じています。これは内窓を設置されたお客様も同様の感想をあげていることです。
結露対策
結論から言って、結露が無くなりました。
私が設置したリクシル製品のインプラスは枠部分も樹脂のため、ここからも熱を入れない(正確には熱を伝えにくい)のが特長です。
※今まで付いていた結露分の水滴は、居室の他の場所(収納など)にいってしまうので、洗濯物がある場合などの水分が多そうな場合は換気扇(静)を回しています。
冷暖房の効き
断熱効果で外窓との温度差が実感できている点を考慮すると、冷暖房の効き・持続性が上がっていると思います。
※電気代が安くなったかどうかについて…以前の金額を覚えていなかった点と、電気代の高騰や他の部屋にエアコンを設置したため、比較できず。
防音効果
もともと静かなところに住んでいるので、私自身は検証しづらかったです。ただ、設置したお客様たちは「音が全然違う」と話していたので、この効果も有るのだと思います。
見た目
枠の色はパターンがいくつかあるので、家の雰囲気に合わせて設置することができました。外窓がアルミのシルバー系だったのですが、内窓は木目柄にしたことで部屋が明るくなった感じもします。圧迫感もなく、至って自然です。
その他
防犯上を考えても、二重窓は良いと思います。
ここまで全てメリットの話でしたので、あえてデメリットをあげるのであれば、「2回窓を開けるのが面倒」です(笑)。特に私の家は、もともとある外窓のクレセント(錠部分)が長く、内窓を反対に寄せないと鍵を開けられないので、これが少し面倒だというくらいです。
あとは設置にお金がかかるという事くらいでしょうか。お金部分は今後の光熱費等の節約に期待します。
国の補助金事業「先進的窓リノベ2024事業」が始まっています。
現在、国は「先進的窓リノベ2024事業」を通じて、内窓の設置を促進しています。省エネルギー効果の高い窓へリフォームすると補助金が出るシステムとなっています。
申請には、条件がいくつかありますが〝登録している事業者のみ〟という事も覚えていただけると幸いです。
リクシル・YKK APともに先進的窓リノベ2024事業に即した「補助金シミュレーション専門サイト」を立ち上げているので、こちらもご覧いただければと思います。窓寸法を測れば、誰でも簡単に補助額のイメージはつくと思います。
おわりに
思ったことをつらつらと書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
改めて考えてみても、メリットばかりの内容となっていますが、決して誇張している訳ではありません。ただ、施工環境は各家庭で条件が違いますし、本ブログでは個人的見解がふんだんに入っていますので、その点はご留意いただければと思います。
内窓の効果と先進的窓リノベ2024事業を知っている人は、すでに動き始めています。何をするにしてもお金はかかってしまいますし、今後、物価減少することは考えにくいことを踏まえると、補助金があるうちにリフォームができるタイミングであれば、非常にオススメできるものです。
補助率の高い補助金を使った内窓設置は「正解のリフォーム」だと思いますので、お部屋が寒かったり結露に悩んでいる方は、ぜひご検討いただければと思います。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。