11月26日に閣議決定された令和7年度の補正予算案に、令和6年度補正予算に引き続き、省エネ住宅補助金「住宅省エネ2026キャンペーン」が盛り込まれました。順当に予算が成立すれば、来年度も住宅改修にかかる国の補助金が継続されることとなります。環境省や国土交通省のHPでは、すでに次年度の制度について意向が示されており、「先進的窓リノベ」「子どもエコ」「給湯省エネ」の後継制度が発表されています。

※「今年で終わる制度」とご案内していた皆さま、変更があり、大変申し訳ございません。。。(当初予定では終わりでしたので、ご容赦を)

2026年度も「断熱性能の高い窓(内窓設置・外窓交換)」が補助金対象工事

閣議決定された資料では、既存住宅の断熱性能向上を後押しする政策が明確に打ち出されており、その中心となるのが高断熱窓(内窓・外窓交換)です。内窓は、省エネ対策をはじめ、冬の寒さ、結露対策、防音効果などでお悩みの方に最も効果が分かりやすいリフォームです。

先進的窓リノベ2026(新制度)の詳細はまだ

2026年の制度案(住宅省エネ2026キャンペーン)の詳細は出ていませんが、高断熱窓の設置に対して最大100万円/戸となっています。2025年度は200万円であったことから、徐々に補助額が減額していると予想されます。弊社でよく工事を行っているのは築年数が10~40年の建物で、補助額が100万円になることは稀のため、そこまで気にしなくても良いことと思います。

なぜ国は窓リフォームを最重要視しているのか

住宅の熱の6〜7割が窓から出入りするため、窓の断熱性能を高めることが最も効果的な省エネ対策とされています。
そのため今回の閣議決定でも、高断熱窓の設置が補助制度の大きな柱として示されています。

内窓を取り付けることで、室内の暖かさが保たれ、結露も大幅に減り、外の音も入りにくくなります。
冷暖房効率が上がるため光熱費の負担も軽くなるほか、新たな経済活性の起爆剤となる位置づけがあると考えられます。

住宅省エネ2026キャンペーンは3つの制度の総称です

今回閣議決定された補助金は、以下の3つをまとめた総称です。

  1. 先進的窓リノベ2026(窓断熱)
  2. 給湯省エネ2026(高効率給湯器)
  3. みらいエコ住宅2026(断熱材・外壁等の省エネリフォーム)

今回の発表は「閣議決定」の段階で、具体的な申請開始時期や詳細条件はこれから発表される予定です。
例年通りであれば、2026年度の補助金制度は2025年の年明け〜春に正式発表されると見込まれます。

制度内容が確定し次第、ブログやSNSで最新情報を随時更新いたします。

おわりに

内窓は、寒さや結露、ペットの鳴き声など、日々の暮らしの悩みを改善できる効果の高いリフォームです。
2026年度も補助金が活用できる見通しが立ったことで、来年の内窓リフォームも取り組みやすくなると思います。

冬の冷気、結露の悩み、音の問題、光熱費の高騰などにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。