こんにちは。海老名市杉久保北にある㈲榎田工務店の広報担当のYです。今回はタイトルに示したように、リフォームを行うにあたって「気になる上位ランキング」があったとしたら必ず入るであろう「費用(相場)」と「良い事業者の見極め方」についてお伝えしたいと思います。

この記事では、当社が日頃の活動で得ている情報のほか、(一社)住宅リフォーム推進協議会による調査結果も踏まえながら「一般的なリフォームの考え方」についてまとめています。個人的見解も多少入っておりますので、ご容赦ください。

リフォームの平均について

リフォームをする人が「いつ」行っているのか、当社でもお客様からよく聞かれる質問です。当たり前(本当の事)ですが「人それぞれですよ」と答えてしまうのですが、まずは調査結果からリフォームの平均値をお伝えします。

年齢と住宅築後年数

初回のリフォームは築10~20年未満で、40歳代が多いようです。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(リフォーム実施回数)より一部抜粋

きっかけと実現したいこと

リフォームのきっかけ第1位は「設備や機器が古くなった又は壊れたから」。
重視しているのは「設備の使い勝手が良くなること」。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(リフォーム検討のきっかけ)より一部抜粋

☆リフォーム箇所(実施者・検討者=予定箇所)

第1位「トイレ」、第2位「浴室・洗面所」、第3位「キッチン」と水回りがトップ3となっています。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(リフォーム箇所)より一部抜粋

☆総額費用

平均は390万円。20~40歳代は545万円で、50歳代以上が286万円。
想定していた予算より上回る人が「30%弱」いるようです。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(リフォームにかかった費用(平均予算))より一部抜粋

☆不安な点

第1位「費用がかかる」、第2位「施工が適正に行われるか」、第3位「見積もりの相場や適正価格がわからない」となっています。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(リフォームするにあたり不安な点)より一部抜粋

☆事業者の選定時重視点

検討者は第1位が「工事の質・技術」、第2位が「工事価格の透明さ・明朗さ」となっています。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(検討者:事業者選定時重視点)より一部抜粋

一方の実施者は第1位が「担当者の対応・人柄」、第2位「工事価格が安いこと」、第3位「工事の質・技術」と2、3位は検討している段階と似ていますが、1位に事業者がきています。

(一社)住宅リフォーム推進協議会による「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」(実施者:事業者選定時重視点、契約理由)より一部抜粋

費用(相場)について

さて、ようやく本題となりますが、工事内容の製品代を含めた施工(改修)相場について記載していきます。事業者選定にもかかわってきますが、金額は「製品のグレード」「工事面積」「施工内容(施工方法や職人の人数、施工日数など)」のバランスによって変動するのが基本的な考え方となります。

よくあるリフォームの相場

  • トイレ 15~30万円
  • 浴室(システムバス)80~130万円
  • 洗面化粧台 15~30万円
  • システムキッチン 70~120万円
  • ガスコンロ 15~25万円
  • IHクッキングヒーター 20~30万円
  • エコキュート 50~70万円
  • ガス給湯器 20~30万円
  • 壁紙・クロス張替(6帖目安) 5~10万円
  • エアコン取替 10~20万円

良い事業者の見極め方について

調査にあるように、お客様にとって事業者選びの重要ポイントは「工事の技術・質」「価格」になります。当然のように、〝安い価格で良い工事〟をしてくれる方が良いのですが、ただ良い工事なのかどうかは「未来」にならないと分かりづらいので、お客様側から判断しにくい状況です。また、安い価格というのも工事の質とかかわってくる可能性があるので、これもちゃんとした判断基準をもつのは難しいと思われます。※安いからNGという訳ではありません

そこでポイントとなるのが、実施者の回答でリフォーム契約した理由、第1位となった「担当者の対応・人柄」です。丁寧に色々と教えてくれる人や、良い言葉だけを伝えてくる人、不安を煽ってくる人など、担当の営業マンによって対応はさまざまです。では、その「見極め方は?」というと・・・

ズバリ〝質問攻め〟です。

長年の経験から工事内容や気を付けるポイント、また良い製品を知っている人も数多くいます。

しかしながら、新たな製品は続々と出てきますので、業者だからといって全メーカー全製品を知り尽くしている人は存在していません。ですので、製品が絡む工事の際にはぜひ質問をしてください。

質問をすると、きっと事業者側も分からないことが存在すると思います。そんなときに、分からない事をしっかりと調べてくれる「誠実な対応」をしてくれる人が、実施者がリフォームの決め手とした「担当者の対応・人柄」のポイントとなるはずです。

そうした対応をしてくれる事業者は、リフォーム後も「何かあれば助けてくれる存在」になることと思います。

おわりに

今回の話はいかがでしたでしょうか。大事なことなので二度言いますが、「金額は①製品のグレード②工事する面積③施工内容 この3つのバランスで決まる」「良い事業者の見極め方は〝質問攻め〟」です。

この記事を読んだ方が納得のいくリフォームをしてもらえれば幸いです。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

参考資料

(一社)住宅リフォーム推進協議会による調査資料(2023年2月公表)
「住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査」
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
詳細はコチラ→住宅リフォームに関する消費者・事業者に関する実態調査.pdf