メディア報道でもありましたが、9月1日は「防災の日」です。

これにちなみに、9月は防災月間とされています。そこで今回は、法改正から10年が経ちました「住宅用火災警報器」についてお話しします。

住宅用火災警報器とは?

名前の通りとなりますが、「(一般)住宅用」の火災警報器で、10年前に「設置が義務化」されました。

万一、火災が発生した際は、視覚で確認したり、臭いで気づいたというケースがあると思いますが、「就寝中」や「他の部屋」で火災が起きている場合、そうはいきませんね。この発見を察知してくれるのが、住宅用火災警報器の役目といえます。

住宅用火災警報器が煙を察知すると、音や音声で発生を知らせてくれるシステムとなっています。

設置場所について。

基本的に「寝室」と、「寝室のある階段の上部」(1階の階段は除く)に設置することが必要です。住宅によって、設置する場所も変わる場合があります。

寝室に設置する理由は、火災による逃げ遅れによる死者数が全体の60%を占めていて、就寝時間の火災を多いからです。

※消防庁HPより抜粋

消防庁HPによると、住宅用火災警報器を設置しているのと設置していないのでは、死者数と焼損床面積は、なんと「半減」、損害額は「約40%減少」となるそうです。

※消防庁HPより抜粋

住宅用火災警報器の寿命は10年。

設置義務化から10年経ちましたが、耐用年数も同様の10年とされています。

「電池交換のみで対応できませんか」という問い合わせもあるのですが、多くの人が10年間(または10年以上)住宅用火災警報器が作動させていないでしょうし、メンテナンスを行った方も少ないと思います。

防災グッズなどを専門に取り扱う「海老名エージェンシー合同会社」によると、「機器の耐用年数だけでなく、ホコリなどが入っているしまい正常に作動するか分からないため、10年経った場合は、住宅用火災警報器ごと交換するよう勧めています」との事。

当社では、上記の海老名エージェンシー様と協力して、品質を十分に配慮した住宅用火災警報器の設置を行っています。

万一に備えて、気になる方はぜひお問い合わせくださればと思います。

おわりに

当ブログに書いておきながら、自身の住宅用火災警報器のメンテナンスや交換は一度も行っていませんでした。

何事も問題か起こってから気づくのですが、「予防が大事」ですね。

このブログが一人でも多くの人のお役に立てれば幸いです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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総務省消防庁(住宅用火災警報器Q&A)