気温が30度以下になり、夏の暑さから比べるとすっかりと秋になった気がします。台風も去り、青空が広がる中、黄金色の稲が垂れ下がり収穫している様子が見られるようになりました。

今回は、シリーズ化(?)していこうと思う「海老名で工務店目線の勉強」の3弾として、お米づくりを考えていきたいと思います。

※農業素人ですので、間違いがあればご容赦くださいませ。

すべての作業は良いものを作るために

美味しい食べ物はいくつもありますが、現代の日本の主食といえば、やはり「お米」です。

種籾から収穫まで1年にわたり作業が行われ、そこには農家の経験や知恵、道具など改良が日々行われているものと思われます。

建築でいう基礎や土台が「床土(とこつち)づくり」、柱など家の根幹となるのが「苗づくり」、電気・水道・ガスなどのライフライン経路が「水路づくり」、床材や壁、設備機器の導入が「田植えから収穫まで」の工程に似ているのでしょうか(※個人的な見解です)。

また、家と同様に、災害・鳥獣といった外的要因の被害対策も行われています。

一概に「お米」と言っても、さまざまな工程の中に農家さんそれぞれのこだわりがあって、同じものが2つとないのも面白いことなのかもしれません。

大切なのは、お米づくりで見栄えの良い「収穫」だけではなく、それまでの工程で手塩にかけて育てること。だからこそ、美味しいお米になるのだと思います。

やはり、見えない部分だから〝こそ〟手を抜かないのが大切ですね。それにしても農作業の工程は調べてみないと知らないことがよく分かりました。

ちなみに、海老名の米作りは2000年前から行われていて、現在は海老名の田んぼの15%が「酒米」だそうです。

水路にはザリガニもたくさんいて、親子で見ている方もいらっしゃいました。

都市化が進むまちですが、こうした風景が残っているのも良いですよね。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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参考

お米ができるまで(クボタHP)