こんにちは。㈲榎田工務店の広報担当のYです。

いよいよ31日から申請開始となる補助金制度〝先進的窓リノベ事業〟ですが、1,000億という予算がありながらも「始まった途端に終了!?」などという予測がされています。

以前に書いたブログでは、窓関連の大手メーカー「LIXIL」「YKK AP」ともに通常よりも数倍の発注数があり、現在は納期遅れになっていることをお伝えしました。

さて、これから懸念されるのは「工事をしたのに、補助金がもらえない」というお客様にも事業者にも得のない最悪の結末。

今回の記事では、この「工事をしたのに、補助金がもらえない」という結果にならないよう、知っておきたいポイントをお伝えします。

※個人的見解や知識を含む内容となっておりますので、正確・正式な情報は、公式HPからご確認お願いします。

先進的窓リノベ事業の活用は「事業者選び」が重要。

補助金の有無にかかわらず、「事業者を選び」は重要なことですが、本事業では「申請業務が事業者にしかできない」という点からも、その重要性が増すと考えます。

先進的窓リノベ事業の申請において、お客様自身がすることは、(本事業に登録している)事業者に制度を活用したい旨を伝え、①工事請負契約の取り交わし②(先進的窓リノベ事業の)共同事業実施規約へのサイン③本人確認書(免許証等のコピー)の提出となります。この他は、基本的に登録事業者が手続きを進めてくれます。

ちなみに、お客様と事業者の流れは以下になります※弊社の場合

①打合せ

②現地調査

③見積金額の確認

④ご契約

⑤施工

⑥お支払い

さて、「補助金申請はいつやるの?」というと、先進的窓リノベ事業では、⑤施工の「初日」から申請ができるようになります(※2022年11月8日から3月30日までに施工済の人は別)。

ココが大きなポイントで、施工日や申請日によっては「すでに補助金がなくなってしまっている可能性がある」ということです。

これらを知らない事業者と契約してしまった場合、施工はした(または決まっている)けれども、補助金がもらえない、といったケースが予想され、これは大きな問題が起きるのは間違いありません。

補助金はいつもらえるの?

そこで、まず、本事業でのお金の流れについて説明していきます。言うまでもなく、不採択の場合は補助金は0(ゼロ)ですが、無事採択された場合、「補助金は国から〝事業者の口座に入る〟」流れとなっています。

どのようにお客様に還元するかは、事業者によって異なり、次の2パターンが考えられます。

一つ目は「採択されるまでは、お客様負担」

お支払いは〝通常の工事金額〟で契約(請求)となり、申請採択後に事業者から振込または直接手渡しでもらえる形となります。

ここで懸念されるのは、採択され〝なかった〟とき。ご契約の際に、事前に「採択されるかどうか分からない。それでも工事しますか?」という話し合いと理解が必要です。採択されなかった場合、「補助金はおりず、通常の工事どおり」ということになります。

二つ目は「お支払い時、補助金額分を割引して、事業者が負担」

お客様は申請が採択されるかどうかを気にすることなく、補助金額分を事業者が負担し「補助金額分が割引されている状態で請求書をもらう」ことです。この場合は、事業者がリスクを背負ってくれるので、お客様への金額の不利益は一つも発生しません。

結局のところ、必ず補助金がもらえる確証はないので、お客様か事業者のどちらかがリスクを背負う形となっているのが現状です。31日以降に蓋を開けてみて、予算がたくさん余っていれば(申請が少なければ)なんら問題ないのですが、メーカーの話を聞いていると、そうはいかないように思います。

知っておきたい「申請できるタイミング」。

事業者が、先進的窓リノベ事業に関する補助金申請のタイミングは「最初に着工した日」となります。というのは、申請書類に「最初に着工した写真」が必要となるからです。

内窓設置や外窓設置(カバー工法)は1日で終わる工事が多いため、施工後、事業者は速やかに申請を行う必要があります。前述したように、「お客様がリスクを背負う場合」は、申請する事業者に早々に作業を行ってもらわなければいけません。

すでに契約を済ませた方であっても、施工している人・いない人に限らず、必ず補助金がおりるとは限りません。そのような状況ですので、これからご検討・ご契約される方はより慎重に「事業者選び」を行う必要があるでしょう。

少しでも早く先進的窓リノベ事業の申請を出したい人へ。

先進的窓リノベ事業を使いたいけれど、納期が遅れていて申請ができないという人は、「こどもエコすまい支援事業」の工事を先に行えば、先進的窓リノベ事業の申請も〝早め〟に行うことが可能です。

こどもエコすまい支援事業は、水回り関連等のリフォームに対して補助金が出る制度で、お金はかかってしまいますが、「この際なので」という人はコチラも検討してみてください。

おわりに

先進的窓リノベ事業は、これまでにないお得な事業であることから、さまざまなメディアで宣伝が行われています。

もし、申請数が殺到し早々に予算が上限額に達してしまった場合、補正予算が組まれ1000億からさらにプラスされるのか、はたまた打ち切りになってしまうのかは、始まってみないと分からないのが現状です。

心配ごとばかりを書いてしまいましたが、家のリフォームの多くは、あなたの暮らしをより良くするものであり、これに補助金制度があるのは素晴らしい事業であるには変わりありません。

しっかりと活用できるよう、お客様だけでなく私たち事業者も情報を収集して、学ぶ必要があります。

弊社では、学んだ知識をお客様にお伝えしていくため、情報発信をしていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

関連HP

先進的窓リノベ事業(公式)

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