新築・リフォームに限らず、施工の状況は見えない部分が多いものです。また、職人仕事ということもあり、「正しい施工」というものが何であるかは、お客様には分かりづらいというのが建築・建設の世界でもあります。つまりは「お客様と施工者の信用・信頼関係」のもとで成り立っているともいえるわけです。

こうした事を踏まえ、弊社では「日頃の業務でお客様に見えない部分をお伝えしよう」をコンセプトに、ホームページやSNSで、仕事や地域貢献事業などの情報を発信しています。

そこで今回は、このコンセプトに共感いただいた海老名市河原口にある賃貸マンション「クイーンズ」のオーナー・中島尚宏さん(厚木プラスチック株式会社 代表取締役)のお話をお伝えしたいと思います。

入居者が「人を呼びたくなる」マンションに。

「クイーンズ」は、海老名市河原口に4棟・約40部屋ある2DKの賃貸マンションです。4棟の平均築年数は30年になるそうですが、内装は退去ごとに細やかにリフォームをかけ、外装も10年おきに塗装をしているので、その年数を感じさせません。

入居後も、エアコンや換気扇、LED電灯(調光調色)などの電気設備の交換を積極的に行っています。オーナー(中島さん)自ら、入居者とコミュニケーションを図って、入居者の困り事を解決しようとする姿勢は学びになります。この行動理由についても「入居者に満足をしてもらいたいから」と実直な人柄がみられました。

入居前は、水回りや壁紙、床材などのリフォームはもちろん、排水溝の高圧洗浄まで、入居者には見えない部分も徹底的に行い、受け入れ態勢を整えています。これについては「入居前の整備は、空き部屋の募集ではなく〝入居者目線〟で考えて行動しています」と話しています。

この入居者目線でたどり着いた考えが「入居者が、人を呼びたくなるマンションに」のキャッチで、築年数が経っていても人を呼んで恥ずかしくないマンションにするのを、オーナーの仕事としているとのこと。

三方よし「日本一の管理人」に挑戦中。

入居者に寄り添った行動は、居住(建物)だけではなく、暮らしやすい環境づくりにも注力しています。その一つが「ゴミの管理」です。

中島さんは毎日見回りを欠かさず、共用部やごみ捨て場、マンション周囲にも目を配り、清掃に取り組んでいます。意外とあるのは「入居者以外の不法投棄」で、約1年の間に4度の摘発があったそう。また、年に数回、ごみ捨て場の消毒も実施されているとの事でした。

海老名市河原口にある賃貸マンション「クイーンズ」のオーナー・中島尚宏さん(厚木プラスチック株式会社 代表取締役)

中島さんは「オーナー(管理人)として、入居者の気持ちが分からないといけません。だからといって、へりくだりすぎるのも違うと思っています。それは入居者も同じで、オーナーに対してヘコヘコするのもオカシイ。マンションに関係する全ての人々(業者も含め)が対等であり、皆が互いを思いやりながら、幸せになっていくのが理想と考えています。いつかは『日本で一番の管理人だね』と呼ばれるよう頑張っていきます」と話していました。

おわりに

今回、はじめて人物をメインにした記事に挑戦してみましたが、いかがでしたでしょうか?
弊社の考えが世の中の全てではありませんが、ご賛同いただける方に出会えるのは本当に嬉しいことです。

〝三方よし〟は弊社が登録している「パートナーシップ構築宣言」や「かながわSDGs」の考え方とも共通していますので、良かったら関連記事をご覧になってください。

この情報発信が誰かの役に立つように、「お客様(読者)目線を大切」に続けていきたいと思います。今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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